風と幻灯

家族のこと、猫のこと、日々の暮らし。
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ごたごたしてるわ

先日、伯父が亡くなった話しを書きましたが、残された伯母の件で、なんだかごたついています。

今後、親などが高齢になったときに、もしくは自分が高齢者になったときに、ぶちあたるかもしれない問題のひとつだと思ったので、家族の気持ちとか状況とか、いろいろ書こうと思ったのだけど、登場人物が多いことと、話しがごたごたしていて、結局うまく書くことができずにいます。

残された伯母は、もう91歳。
軽い認知症があると、つい先月あたりに発覚したのだけど、先日、伯父が亡くなったことによって、それが急激に進行してしまったようで、今は、誰が見ても、「立派な認知症」

子どものいない伯母をとてもひとりにしておけないので、親戚がシフトを組んで代わる代わる伯母の家に泊まりこみをしているのだけど、その「親戚」も「立派な高齢者」ぞろいで、こんな毎日がそうそう続くわけが無く、伯母を施設に預けるという方向で動き出している。

で、わたしと、わたしの両親が、いくつかの高齢者グループホームや、有料老人ホームを回ってきたんだけど、1件、とっても良いグループホームがあったんですよ。
高齢者グループホームって言うのは、一般的には認知症のある方のための施設のことを言うので、認知症に特化した施設と思っていいと思います。

そして伯母に、回った施設の写真などを見てもらって、説明をしつつ、どこが良いか選んでもらったら、わたしたちが気に入ったグループホームがいいわ。ということになって、一度見学に行ったりして、伯母も「なかなかいいわね~」と言う感じで、話しは順調に進んでいるかのように見えたんですが、2つほど問題が持ち上がったんですよね。

ひとつは、伯母の末の妹(76歳 未婚 変わり者)が、グループホーム(と、いうか、つまり一般的に老人ホーム)に入所させることに反対していること。

もうひとつは、「そんなところに行くと行った覚えは無い。無理やり連れて行かれた。家に居たい」と伯母が言い出したこと。


そのひとつめの問題は
まず最初に「K雄ちゃん(わたしの父、叔母の兄)がここで一緒に住んだらいい。親の面倒をSちゃん(伯母)がずっと見てたんだから、代わりにSちゃんを見てあげなさいよ!」と言い出して
次に「チャコ(わたしの姉)がここに住んだらいい。家賃もかからなくていいじゃない!」と言いだして
今度は「アタシがSちゃんと一緒に御殿場(叔母は御殿場在住)で住むわよ、アタシとSちゃんの年金を合わせれば、ちょっとしゃれたところに住めるじゃない!」と言いだして。

まず、うちの父と母が伯母を見るという提案。
これに関しては、うちの父はもう83歳、母も77歳。
どんだけ、老老介護ですか。って話しだし、だいたい、おじいちゃんとおばあちゃんのお世話は、母が何年間も週に3回、2時間かけてこの家に通って、一緒にお世話を続けてきたんですよ。
とっても大変なことだと思ったし、親戚みんなそれには感謝してるんですよ。
と、いう話しを、従姉妹がすると、叔母、たいそうむくれる。

で、姉がここに引っ越してきてって提案。
それは普通に、子どもの学校のこと、旦那さんの通勤のことがあるので、「それは無理よ」と断ると、叔母、たいそうむくれる。

で、最後の、「アタシがSちゃんと」って話しでは、叔母も76歳の高齢者で、しかも、S伯母の年金やら、伯父が残したお金やらを当てにしているのが、傍目にもわかる感じだったので、親戚中快く思わなかったんですよね。
「Sちゃんを利用するようなことをしちゃだめだ」と父が言うと、叔母、たいそうむくれる。

確かにね。
もしも御殿場の叔母が、もう少し若くて、そして生活がきちんとしていたのなら、叔母と一緒に住むことが、S伯母ちゃんにとっても幸せだったことかもしれない。
S伯母は、末の妹ってことで、御殿場の叔母のことを溺愛しているからね。

でも、この御殿場の叔母は、ちょっと困ったちゃんで、もう何年も前から、S伯母の年金を頼りに生活をしてきたこともあって(S伯母は自分がもらっている年金を全部、御殿場の叔母にあげていた)、さらに、それだけじゃ足りず、S伯母にも、うちの両親にも、毎月のようにお金を無心してきていたの。
さらに借金もあったのね。

だから、そういう経緯もあって、いくら本当に「姉のことを思う妹」だったとしても、周囲はそう見てくれないよねぇ。

だから親戚中、それはS伯母ちゃんのために絶対阻止したい!と思っているのだけど、父はやっぱり心のどこかで、「そうだよな。老人ホーム『なんか』に預けたらSちゃんが可哀想だよな・・」と思っていることと、父も父で、妹である御殿場の叔母が可愛いのもあって、K子(御殿場の叔母)がそういうのなら・・・って揺らいだりもしてるんですよ。

で、「お母さんは大変だろうけど、うちで引き取れないか・・・?」なんて言い出したりしちゃって、あなた、83歳と77歳のカップルが、無理でしょう!
父はそういうとき、結構「いい顔」をするんですけど、結局は、何もしないでお母さんが全部やるのは目に見えてる。
これでお母さんが倒れたりしたらどうするの?って話しですよ。

それで「あんたの話しなら、お父さん聞くから・・」と姉から頼まれて、父にメールを書いたんですよね。
まず、今の「老人ホーム」と言われるものと、昔のは全く違うんだよ、特に都市部の方の施設は、意識の高いところも多いし、わたしがお勧めしている「グループホーム」とかでは、職員さんもみんな認知症に理解が深くて、認知症の状態が良くなったって報告もたくさんあるし、伯母ちゃんの状態を考えると、グループホームがベストだと思うし、この前見学に行ったところは、とっても良い施設だと思ったよ。なんてことをね。

実際、その見学に行った施設は本当に良くて、もしもわたしがそういう状態になったとき、こういうところに入りたい。って思ったくらいなんですよ。

そのメールが良かったのかは分かりませんが、父もようやく、S伯母をグループホームにお預けすると言うことに気持ちが固まったのですが・・・。

そこで、ふたつめの問題。
S伯母の「行きたくない」発言。

これでまた父が揺らいじゃうんですよね。
まぁ、気持ちは充分理解できます。

でもこれ、ほとんどのひとが、そうなんです。
「いいわ、いくわ、そこに入るわ♪」って入所するひとって、殆ど居ないんです。

もちろん、だから良いってことじゃないけど、それが当たり前なんですよ。

見ず知らずの人たちと、じゃぁ、明日からここで住んでね。なんて話しは、誰だって不安なわけですよ。
さらに認知症ともなれば、不安感は強くなりますし、冷静に考えることも難しい、感情が強く出てきますからね。

親戚、みんなが言うんですよ。
「無理やりはいやだから、S伯母ちゃんさえ納得してくれたら・・・」って

でも、そんなの理想論だってわたしは思う・・。

わたしだって、毎日「帰りたい、帰りたい」って泣くかもしれない伯母ちゃんを見たくないですよ。
そんなのイヤですよ。
とっても好きな伯母ちゃんだし、幸せに暮らして欲しいですよ。
でも、じゃぁ、現実問題、誰か見れるの?って。
一緒に暮らせるの?って。
毎日2時間かけて何年も通えるの?って。
無理でしょ?って。
だったら、せめて、「ここ、いいね」って思えるところを探してあげることしか出来ないじゃない。

わたしが言ってること、冷たいかな?ひどいかな?

みんな最後まで、心のどこかに、「どうして見てあげられなかったんだろう」って気持ちはきっと残る。
でも、どうしようもないこともある。
近所のホームに入ってもらえば、頻繁に顔を出すこともできるでしょう?
時々外泊したり、一緒に外出したりもできるでしょう?
そうやって、みんなでケアしていくしかないんじゃない?

介護って、簡単じゃないよ。

誰かが「もう、無理」って悲鳴をあげるまで続けることは、傍から見たら立派なことかもしれないし、実際そうなんだろうけど、本当にそれで幸せかな?って思ったりもする。

睡眠不足が続いたり、ちょっと買い物に行くのにも不安に思ったりしてストレスが溜まっていったとき、徘徊などがあって、休む時もなかったりしたら、それは本当に出来た人じゃないと、口や手や表情に出てしまうと思うのね。
わたしもそうだしさ。(出来てないから)
きつい言葉を言ってしまったり、手が乱暴になったり、いやな顔をしてしまったり。
そういうことが無いとは言い切れない。
そうなったとき、そうしてしまった自分もいやになるし、やられたほうだって嫌な気持ちになったり、申し訳ない気持ちを持たせてしまったりする事だってあると思う。
そんなの幸せだとは思えない。

距離をとることで、優しくいられることだってあると思う。

もちろん、中には出来た人もいて、楽しく介護できるひともいっぱいいるんだとは思うけどね。
でも、自分のことでもう精一杯になっている高齢者には、それは無理だし、とても背負えないよね。

グループホームの方や、うちに来ているヘルパーさんたちに、その伯母の「行きたくない」発言の話しをしてみたら、やっぱり「みんなそうなりますよね」って話しで、それに対する対応策などのアドバイスも頂いた。
「説得してみる」って父は言ってるんだけど・・・というと、みんなが口を揃えて、「説得って、されたことも忘れちゃいますよ」って。

そうなんだよね。
それが認知症なんだよね。


伯母夫婦には、子どもが無かったから、たぶん老後を考え始めたときに、自分たちの身の振り方を考えていたと思うんだよね。と、母に言ったら、実際、遺品の整理をしていたときに、たくさんの、そういう老人ホームとかのパンフレットが出てきたよ。と。
伯母が近所の方と折り合いがあまり良くなかったこともあって、2年位前に、もう、そういうところに入りたいのよとぼやいていたことも、いとこから聞いた。

だから父に、今は、伯母ちゃんの中にはふたりの伯母ちゃんがいるんだよ。って話しをした。
今までの伯母ちゃんと、認知症の伯母ちゃん。
今までの伯母ちゃんは、グループホームを見て、ここいいねって気に入ってくれて、みんなが毎日泊まりに来てくれることが、何ヶ月も何年も続かないのだと知っている。
だから、ホームに入っても良いって思ってる。
でも、認知症のおばちゃんは、なんでみんなが泊まりに来ているのかも分かってないし、どうして家を離れないといけないのかも分かってない。
だから、そんなところに入るのはイヤだって言う。
理由がわかんないんだもん。当たり前だよね。
だから、様子を見て、今までの伯母ちゃんに戻ったときに、きちんと話しをするしかないよ。
最初は3ヶ月くらいのお試しだって言ったらどう?
本当に3ヶ月くらい様子を見て、伯母ちゃんがどうしてもダメだったら、そのときまた家族で考えようよ。
そういうと父は、そうだね、そうだね、と言って、何時間か後に、様子を見ながら、伯母にそのように話しをしたみたい。

それでやっと、申し込みまでたどり着いた。


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8 Comments

サ・エ・ラ says...""
うん・・・momeさんのお考えの通りだと思います。
御親戚のみなさんも、そして誰もがだけど、
年をとるにつれ、柔軟さがなくなっていくのかもね。
物事や、世の中は、いつまでも同じじゃなくて、
よくも悪くも変わっていくものだし、
だからこそ、新しいものに希望がある!
ダメかなと思っても、試してみると意外といいこともある。
そういう考え方が出来なくなってくるのかな。
みなさん暖かい心の持ち主だからこそ、
心配なさって、今回は大変なんでしょうね。
でもほんと、momeさんの言われてる通りだよね。。。
うまく進みますように。

2013.04.21 21:25 | URL | #DDJALrL2 [edit]
Lana says..."ちっとも冷たくなんか…、ね。f(^_^;)"
お身内の皆さんが好きな伯母さんだからこそ、グループホームに入ってもらうことを躊躇ったり、自分の考えは冷たいかな?と思ったりするんですよね。
でも、認知症の人の介護が想像しているほど簡単ではないことは正に mome さんの言う通りですし、ホームに入れるならその時期は早いに越したことはないのは、このわたしが太鼓判を押します。
はい、ご存知の通り、認知症ゆえの“事故”を未然に防ぐ意味でも。
…なんて、mome さんご自身がよくわかってること繰り返すだけの書き込みになっちゃってますね、ごめんなさい。さすがに素通りできなくて…。f(^_^;)
2013.04.22 01:47 | URL | #- [edit]
Espero Lumo says...""
こんばんは。
お疲れ様です(^^;
momeさんのおっしゃるとおりです。叔母様ね、二人いらっしゃるんです。そして、そのうちまた「一人」の叔母様になられます。
前にも書きましたが、夫の母は 今はグループホームで私たちでは絶対にできないような手厚いケアを受けています。

どちらにしても、家族(親族)はつらいのです。
でも、老老介護や無理をしてどちらもがつぶれてしまうことが一番良くないことですよね。
今は愛情を注ぐことに専念できて、夫もホッとしているようです。



2013.04.23 01:05 | URL | #VOgQF7NQ [edit]
ほんなあほな says...""
うんうん。momeさんの言う事は、もっともだし、
ちっとも冷たくも無いし、突き放してもいない。
momeさんが考える通りに、認知症じゃないときの伯母様と話が出来て、
グループホームに入れるといいですね。
老老介護で、みんなが疲弊して、負の感情で一杯になるのは、お互いに辛いだろうし、
介護のプロのケアは、介護を受ける人の負担も少なくて、見事だもの^^v

私が子供の頃、父、父の兄、父の両親の三世帯が、隣り合わせの長屋に住んでいて。
父の両親(私の祖父母)が、認知症になったのね。
(まだ、認知症・・・って言葉も普及してない時代)
私の母と父の兄の奥さんとで、交代で面倒をみていたけど、そりゃ~大変でしたよ。徘徊やら、夜中に近所中に迷惑をかけたり・・・
まだ、母もおばちゃんも若かったけど。
その頃の施設は、それこそ、手足を拘束したり、薬で眠らせたり・・・が多かったし、施設も少なかった。
そんな頃のイメージが、御高齢の親族の方には、あるのかな~??

今、私の母方の伯母が、千葉でホームにはいってるのですが、
そりゃぁもう、明るくて雰囲気のいい所です。
私達夫婦も、子供がいないし、近い将来、そんな処に入れるよう、お金を貯めなきゃね~なんて、話をしています。

↓ぷーさん、その後、食べるようになってくれたかな??
家のお嬢さんも、病院から帰ると、意地になって食べます。我が家では、「ヤケ食い」って呼んでますw
2013.04.24 07:35 | URL | #- [edit]
mome says...">to サ・エ・ラさま"
親戚みんな、何週間かの「お泊り介護体験」で、やっと、介護の大変さが分かったようで、グループホームにお預けすることの迷いがふっきれたような感じです~。
ようやく、バタバタが収まりました。
でも、まだまだいろいろやることがあって、みんなヘトヘトですよ~。
でも、一応5月1日から入居という方向で話しが進んでいるので、今は準備中です。
あとは伯母が寂しい思いをしないように、頻繁に顔をだしてあげることですね。
でも、わたしのことなんて忘れてるかも(笑
まぁ、そしたらそしたで、ヘルパーさんのふりして傍にいればいいかって(笑
ありがとう^-^
2013.04.28 08:07 | URL | #- [edit]
mome says...">to Lanaさま"
Lanaさんも大変な思いをされたものねぇ・・。
今回のことで思ったけど、傍から見てると、「こうしたほうがいいよ!」ってすごく良く分かるんだけど、いざ自分の身に起こってしまうと、いろんな感情とかが出てきて、なかなか冷静な判断が出来なくなるなぁって。
それに今回は伯母のことだったけど、これが父母のことだったら、やっぱりもっと悩むんだろうなぁって思いました。
認知症って、もうすごく一般的に認知されている言葉なのに、実際触れてみると驚きの連続ですよねぇ。
もっと認知症について勉強したいなぁって思いました。
全然、分かってなかったな~って思ってね。
ありがとうねぇ。
2013.04.28 08:21 | URL | #- [edit]
mome says...">to Espero Lumoさま"
愛情をそそぐことに専念できて。って、すごく分かる気がします。
やっぱり、残された日はそんなに多く無いと思うから(うちの伯母に限って言えば、もう91ですから、頑張ってもあと10年かなとか)お互いに幸せに過ごしたいですもんね。
それから、またそのうち一人の伯母に・・と、いうのを読んで、想像してみて、すごく気が晴れました。
今は周囲もだけど、伯母もそうとうな混乱の中にいるんですよねぇ。
早く環境が落ち着いて、穏やかな日々を過ごすことができるようになるといいな!
Esperoさんのお義母さん、とっても良いグループホームに入られたんですねぇ、よかったです^-^
うちが選んだところも結構良さそうなので、こういうのもめぐり合わせだな~って感謝しているところです。
ありがとう~。
2013.04.28 08:27 | URL | #- [edit]
mome says...">to ほんなあほなさま"
今も施設によっては、徘徊などがあると拘束したり・・なんてこともあるようで、そういうところだけは避けたい!って思って施設選びをしました。
ほんなさんの子どもの頃のように、そうやって、たくさんの親戚が近くに住みながら見ていても、大変なことなんですよねぇ。
それを一人や二人で背負うのは、やっぱり無理がありますよね。しかも高齢者。
伯母さんが入られたホームも良いところなんですね~。
わたしも今回伯母のために選んだホームは、自分がそうなったときに入ってもいい!って思える施設でした(笑
そういうところが、増えるといいですよね。
うちは、子どもはいるけど、やっぱり、自分に介護が必要になったとき、それを背負わせたくないな~って思いが強いので、うちもお金を貯めなきゃですよ(笑
あたれ!宝くじ!(笑

ぷーちゃん、お薬を飲むと結構食べてくれるんですが、その感覚が空くと、また食べないの繰り返しですねぇ。
あはは、よんちゃんも、病院帰りは食欲が増すんですね!
あれ、どんな効果なんでしょうね~~。
女の子は気難しくて困りますね!
2013.04.28 08:34 | URL | #- [edit]

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