風と幻灯

家族のこと、猫のこと、日々の暮らし。
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拾う神あり

今日は、野良猫うずとしまのお話しです。

このところ、冬が本格的になってきて、うずとしまをどうしたら良いか、ずっと頭を悩ませていました。
それで、「これは、おきて破りだよなぁ・・」と、思いながら、野良の状態のままで、里親募集に踏み切ってみようと思っていたんですよ。

夫も、行き先が決まっているのなら、暫くの間家に置いてもいいと言ってくれたし、もう、わたしに出来るのは、それが精一杯だったんですね。

で、野良猫などの里親探しを見てみると、普通は、まず捕獲、そして自宅やシェルターなどで保護、そして血液検査やワクチンなどを済ませて譲渡って流れじゃないですか。

それって、なんでなんだろう?って思ってたんですよ。

やっぱり、人に懐いて無いと里親探しは難しいから?
それとも、他に理由があるのかな?
どうしてなのかな~?って、のほほんと考えていたんですね。

でも、そういう「流れ」が決まりのようだったから、わたしがしようとしていること(野良のまま里親募集)は、もしかしたら、批判を浴びるようなことなのかもしれないなぁ。って、思ったりもしたんですね。
でも、何も出来ないでいるより良いかな?と思って、チラシの作成をしていたんですよ。

まず、個人で野良猫のTNRなどをしていることや、子猫がいて、冬を越すのが厳しいかもしれないから、里親を募集したい。と、いうことを書いて、もしも飼ってくれるおうちがあれば、トイレのしつけやワクチンを済ませて譲渡したいけど、野良猫のため、行方不明になったり死んじゃったりしたら、譲渡は出来なくなります。ってことも書いたりして。
もちろん、里親詐欺も怖いから、いくつかの条件を設定しましてね、それもチラシに書いておきました。
それをご近所に配布しようと思って。

まぁ・・。
条件も悪いし、こんなことで里親さんが見つかる甘い話じゃないのは分かってたけど、とにかく、出来るだけのことはしようって思ったんですよ。

それと同時に、夫の方もいろいろ動いてくれまして、実家に電話して、猫を飼わないか?と聞いてみたり、お友達に聞いてくれたり。
で、まぁ、その殆どに断られていた状況だったんですが、夫の仕事の友人のS原さんと言う人が、知り合いにも声をかけてみるし、フェイスブックでも拡散してみるよ。と、言ってくれたんですね。

とってもありがたいお申し出だったので、さっそくうずとしまの写真を送ったりして、心当たりに聞いてもらったりしていたんです。

そしたらS原さんからメールが来まして、「一人暮らしの勤め人じゃ、ダメかなぁ?子猫だから、家に人が居なきゃダメよって、妻は言うんだけど」って書いてあったんです。
それで夫が、「やっぱり子猫だから、家に人が居るのが望ましいけど、今は、冬を越えられるかどうかの話しなので、そうも言ってられなくて」って返事をしたんですね。

そしたらですよ!
S原さんからすぐにお返事が来て「そういうことなら、緊急保護として春までお預かりしますよ」と!

S原さんは、長年連れ添った猫を秋頃に亡くされていて、本当に悲しまれて、もう猫は飼わない・・と言っていた方だったんですが、やはり猫が好きで、放っておけないと思ってくださったようでした。

でも、その「春まで」と言うのが気になって、夫に、「もしも万が一、春までに里親が見つからなかったらって、もう、一度家に入れてしまった子をリターンすることは出来ないよ?どうするんだろう?」と、言って見たんです。

で、その旨をS原さんに伝えてみると、「外に放すことは考えていないし、精一杯里親を探す努力をしていただいて、もしも万が一無理だったら、引き受けますよ」と言ってくださったんです・・・。

もう・・もう・・もう・・・。
今話していても、涙が出るほど、嬉しくて嬉しくて嬉しくて、「S原さんは、神様なの?!!」と泣きながら夫に言ったのでした。


そうと決まったら、もうすぐにでも、うずとしまを捕獲です。

「あ・・明日でいいんじゃない・・?準備もあるだろうし・・」と言う夫に
「こんな寒い晩に放置して、明日、死んじゃってたらどうするの!今、今行かなきゃ!」と言い返し
「いや、大丈夫だよ~・・・」と言う夫を振り切って、捕獲準備を始めたのでした。

しまは、普通に抱っこが出来る状態になっていたし、うずは、ご飯の最中なら抱っこが出来るので、洗濯ネットとキャリーを持って、いつものフードを用意して、夫と一緒に出かけてきました。

夫は「なんか、三味線業者みたい・・」とブツブツ言いながら、ついて来てくれました。

いつもの餌場に行き、ちょうどわたしが咳き込むと、その音を聞いて、うずとしまが寝床からぴょーん!と勢いよく出てきて、いつものように、「おばちゃん、おばちゃん、ごはんのおばちゃん♪」と言った感じで、わたしの周りを、ぴょんぴょん跳ねて回りました。

ふたりにカップによそったご飯とミルクを上げ、とりあえず、夫と打ち合わせをしておいたとおり、警戒心の強いうずから抱き上げ捕獲しました。
うずはすぐに捕まって、洗濯ネットにいれられ、そのままキャリーの中に入れられました。

が、そこで、しかし。

予想外だったのが、その光景を見ていたしまが、途端に警戒し、さっと逃げ出してしまったのです。

予想外っていうか、わたしの自分の考えの甘さっていうか・・。

しまは、抱っこをすればゴロゴロ喉を鳴らすまでになっていたので、もっと簡単に捕獲が出来るだろうと思い込んでいたのです。
まったく・・野良は野良ってことをすっかり分かっていませんでした。

夫に、うずを入れたキャリーと一緒に隠れてもらい、わたしは根気強くしまを待ちました。

お腹のすいていたしまは、警戒しながらも、すこし近寄ってきたり、手を伸ばすとまた離れたりを繰り返して、30分後くらいに、ようやくしまを抱き上げ、洗濯ネットに入れることが出来ました。

しかしまた、わたしの甘い予想外の出来事で、ネットに入ったしまが大暴れ!
「えええ?猫って、洗濯ネットに入ったら、おとなしくなるんじゃないのぉ~?」と、一般的に言われていることを信じていたのに、裏切られた。みたいな感じで、慌てて洗濯ネットの先をすぼめて、出口をふさぎました。
必死でもがくしまの爪がわたしの手のひらを引っ掻いて流血しましたが、急いでファスナーを夫に閉めてもらい、しまの入った洗濯ネットをうずと一緒のキャリーに入れると、ようやく、しまがおとなしくなりました。

なんていうか・・。

普段保護活動をされている方からみたら、「はぁ?野良猫が暴れるのは当たり前でしょ?」って感じなんでしょうが、本当にわたしは、もっと甘く考えていたのだなぁ・・。
甘くっていうか、殆どファンタジー妄想?
風の谷のナウシカみたいに、なんかキツネみたいなのに噛まれても「ほら・・怖くない・・」とか言って、あとは仲良しになっちゃうみたいな。
44にもなるおばちゃんが、そんなことを妄想し、信じていたのかと思うと、ほんと、「オマエはバカか」と言いたくなるでしょうが、事実、それに近い感覚でいたわけです。

現実は甘くないね!

だから、野良のままの里親探しはしていないんだね!って、つくづく実感しました・・・。


そんなわけで、しまとうずは、大変な恐怖にさらされて、今、我が家のお風呂場に設置したケージの中におります。

洗濯ネットから出して、お風呂場からケージに誘導し、入れるのも、そらもう、大変でした・・。

ケージは、1メートルほどの大きなもので、中に、お水とご飯のお皿、それから小さなトイレと毛布を敷いておきました。

今は、恐怖によるものか、暴れることはしませんが、じーっとうずくまって、わたしの様子を見ています。

shima&uzu

あらかじめ用意してあった、ご飯の入ったお皿は、朝になってからっぽになっていましたし、その後追加したごはんもきちんと平らげてくれたので、ハンストの心配は無さそうです。
ご飯は、ケージの外から流しいれました・・。

さて。

これからいったい何をどうしたら良いのか・・・。

まずは、ノミ駆除をしないといけないのかな?と思い、今日、これから駆除の薬を買いに行って来ます。
そしたら次はどうしたらいいんだろう・・。

ネットでいろいろ調べてみてはいるのですが、さっぱり見当がつかなくて、昨日の夜中には、少々パニックに陥り、わんにゃんネットワークのI田さんや、先日お世話になった、猫ボラさんにもメールをして、アドバイスを仰いだりしました。

なんとか、うまく懐いてくれると良いのだけど・・・。


ところで、うずとしま。

なんか、うちのしおちゃんより、ぷくぷくしてるんですよ・・。

生まれた頃と、先月くらいまでの大きさをみると、どう考えても、3,4ヶ月のはずなんですが・・・。
もっと、大きいのかなぁ・・・?

それとも、餌のもらいすぎ?

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2 Comments

tomotan says...""
ぎゃはは。 ナウシカのところで笑ってしまったじゃないですかあ(全部見たことないのに、最初の噛まれる所だけ知ってたので)あと三味線業者のところも。
真面目な話、、大変ですよね。
いつも福島のどうぶつたちの保護の記事を読んでいるんですが、あの子達は(人間)さえ見たことなくて大変なんだそうです。(避難してから生まれた子供達なので)助けてくれるなんてわからないですもんね、そりゃあ逃げますよね。

癌の記事にコメント入れようと思ったのですが、ツイこちらに(笑)
それにしてもかわいいですね~~~!! 
2012.12.13 05:55 | URL | #- [edit]
mome says...">to tomotanさま"
ファンタジーの世界では、もっと容易だよねぇ(笑
実際、しまは抱っこしたり、喉を鳴らしたりしてくれていたんで、「楽勝楽勝」とか思っていたんですが、本当に甘かったです。

ホント、福島でボランティアをされているかたとかは、すごい悪戦苦闘の日々なんでしょうねぇ・・。
それでも、想像の域を超えないところが、悔しいというかもどかしいというか。
時間さえ捻出できれば、お手伝いに行きたいけど、きっとわたしはまた、甘い考えでショックを受けるんだろうな(苦笑

でもホント、なんとか無事に保護することが出来てよかったです^-^
ねねねね!かわいいでしょ?!(笑
保護先の方も、「野良とは思えないほどかわいいですねーー!」って言ってくださって。
今チョットメロメロです(笑
2012.12.13 12:09 | URL | #- [edit]

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