風と幻灯

家族のこと、猫のこと、日々の暮らし。
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公園猫えんちゃん

みなさまのお知恵を拝借したい・・・・。


9月の終わりの頃でした。
まだ、しおちゃんが我が家にやってくる前のこと。

娘と、夜に公園に出かけてウオーキングをしていたんですよ。
そうしたら、ひょっこりと、黒い子猫が、わたしたちの前に現れたんです。

もちろん猫好きなわたしと娘は大喜びで「わー猫だ。子猫じゃない?」と、チュチュチュと舌を鳴らしたり、おいでおいでと声をかけたりしました。

その子は、適度な距離を保ちつつも、わたしたちに近寄ってきてくれました。

娘が滑り台にあがると、一緒にあがってきたり、なんかちょっとだけ人懐っこくて、そして、なんと言いましても、顔がカワイイ!!
すっかり一目ぼれをしてしまったわたしは、急いで家に帰り、しおちゃん用にと買ってあった子猫用フードをわしづかみにして公園に戻ったのでした。

公園に戻ると、娘と猫は、また微妙な距離でそこにいて、わたしは「ほら、ごはんだよ!」と、紙皿にフードをよそい、下に置いてすこし離れると、猫は、すこし警戒しつつ近寄ってきて、ごはんをたいらげたのでした。

「この子すっごくかわいい!うちで飼いたい~!!」と、娘
「うん、でも、もうすぐしおちゃんも来るし、うちではダメだよぉ・・」と、わたし。
そんなことを言いながらも、この子がうちの子になって、それでしおちゃんと仲良しになればイイのになぁ・・・なんて妄想はしていました。

ご飯を食べ終えた後を掃除して、しばらくの間、毛づくろいをする、その猫を眺めていました。

本当に・・・かわいい・・・。

それから、だいたい2日に1回は、その猫と公園で出会い、わたしたちは、猫にご飯をやって、数日を過ごしました。

そしてしおちゃんが我が家にやってきました。

しおちゃんのサイズと比べると、どうも、その猫は「子猫」というより、小さめの大人猫?
そういえば以前住んでいた近所にも子猫だと思い込んでいた猫がいたけど、あの子もたくさん子どもを産んだお母さん猫だったなぁ・・なんて考えていました。

そしてまた数日たって、どんどん、その公園猫の存在が、わたしの中で大きくなってきていました。
こっそり名前もつけました。
公園のえん。タキシードみたいな模様の猫だから、燕尾服のえん。ご縁のえん。
えんちゃんと呼んでいました。

もちろん、夫にも相談しました。
「ねぇ・・あと1匹、あと1匹だけ、ダメ・・・?おねがい。おねがい。」
「ダメ!!!!!!!!!!」

とりつくしまも無いくらいの否定・・・。

じゃぁ、せめて、里親を探してあげるのはどうだろう・・と思い、一時保護をするのはどうだろう?それなら夫も納得してくれるかも!と考えたのですが
「ダメ!!!!!!!!!!」

こういうとき、夫は、すごく固いオーラをまとって、背中で拒絶をします。

「でも、里親探しを、しおちゃんとこの愛護団体さんも手伝ってくれるっていうから・・なんとか頑張るから・・」と、言って見ましたが
「それで、里親が見つからなかったらどうするの?うちで飼うの?無理だろう?家に入れることは絶対にダメ!僕は反対。可哀想なのは分かるよ?でも、キリがないだろう?どこかでボーダーを引いてくれないか。僕はもう、そこまでついていけない」と、キッパリと言われてしまいました。

そこで、先日の大泣きに繋がるわけですが・・・。

だってだって、野良猫の寿命って、3年から5年って言われているんだよ?
野良猫って「自由できまま」なんて思うのは、人間が勝手にそう思ってるだけで、野良猫はいつも死と隣りあわせで生きてるんだよ?
それでもし、子どもが生まれてご覧よ!
生き残ることが出来る子猫が、どれだけ少ないか!
わたしに、えんちゃんのことも、生まれてくるかもしれない子どもたちのことも見殺しにしろっていうの?
わたしは何も出来ないの?
子猫1匹助けてあげることもできないの?

だいたい何よ。
決定権はいつも夫にあるの?
わたしには何か決めることは出来ないの?
いつも勝手にやってるくせに、わたしは何かするたびに許可を得ないといけないの?
心に蓋をして、見ざる聞かざる言わざるで生きていけっていうの?

などと、とりとめもなく夫への不満が爆発したわけでした。

いや、頭ではね、夫の言うことは分かってるんですよ。
実際、もううちで猫を飼うことは無理だと思っているし、だいたい、うちの猫になるには、いろんな検査を潜り抜けないといけないし。
じゃぁ、もしも、飼える状況だったとしても、その検査いかんによって「ごめん、やっぱり無理」みたいになったらどうします?
そんなひどいこと出来るわけが無い。
だったら、何も考えずに里親を募集するのもいいかもしれないけれど、見つかる保証はどこにも無い。
見つからなかったらどうするの?

わかってる。
わかってるんですよ!

でも、心がついていかないんですよ・・・。


何も出来ない自分が本当に情けなくて、やりきれなくて、数日はえんちゃんに会いに行くこともできませんでした。
こんなことなら、ご飯なんて上げなければ良かったとか。
出会わなければ良かったとか。
宝くじが当たれば、猫ハウスが作れるのにとか。
また、頭の中はぐるぐるでした。
そんな中で、ブロともさんになが~いメールを送りつけて、泣き言も聞いてもらったりしました。
(ありがとうありがとう)

それでも、どうしようもない思いに駆られて、せめて、去勢手術や避妊手術をして、これ以上子猫を増やさないように出来ないか・・と、思い、動物愛護センターや区の保健所にも足を運び相談してきました。
でも、このあたりは、地域猫の考え方が浸透していなくて、もしもTNRをするのなら、まず、地域の理解を得るところからはじめないといけないこともわかりました。

ひとりでやるには、限界がある・・。
どこまで出来るんだろう・・・。

しおちゃんを頂いた、わんにゃんネットワークのご担当だったI田さんにも、メールで何度もご相談させていただきました。
そのたび、的確なアドバイスを頂いて、本当に心の支えになりました。
ありがとうございました。

それで、まず、日中にえんちゃんに会いに行くことに決めました。
そうすれば、すこし周囲が見えてくるかもしれない。

そう思って、朝方えんちゃんに会いに行くと、えんちゃんは、近所のマンションのゴミ箱をあさっていました。
ごみが散らかるといけないと思って、エサを見せながら公園に誘導しようとしましたが、車通りもあってなかなかうまく行かず、途中のマンションの植え込みでご飯をあげました。

そうしたら、マンションの方が出ていらして、「猫にエサをやってた?ここでやらないでくれる?いついて、ごみを荒らして困ってるのよ」と。
そこで、申し訳ないとお詫びして、実は・・と、猫を餌付けして捕獲したいと考えていると伝えました。
「捕獲って・・・?」と、心配そうにその方が聞いてきたので
「出来れば里親さんを見つけてあげたいけど、それが出来なければ、せめて、去勢とか避妊とかをして、子猫が増えないようにしたいんです・・」と言うと、ご理解を頂いて「そうよね、そうできれば一番よね・・」と。

それで、その方が知っているえんちゃんのお話しも聞かせていただけました。
去年あたりに生まれた子であるということ。
一緒に生まれた兄弟たちは、みんなカラスなどにやられて、ぐちゃぐちゃになって死んでいたということ。
餌付けをしている人が居て、そこに集まっているということ。

それを聞いたら・・
やっぱり、なんとかしたいと、強く思うようになりました・・・。

そうなると、話しはすこし前進して、まず、餌付けをしている方を特定して、お話しをさせていただかないと。
そこで、この近所の野良猫たちの頭数を確認して、避妊や去勢についてご理解を得て、そうすれば、せめてそれだけは出来るんじゃないかと。

そうしてまた数日後、朝方に「たぶん、ここのひとがご飯を上げてる・・」と思われるお宅の周りをうろついていましたら、ベランダに、しっぽが動いているのを見つけたんですね。

「あ、えんちゃんだ!」と思って、よくよく見ると・・・・。
まったく違う模様の子猫が2匹。じゃれあって遊んでいました・・・。
これは、正真正銘の子猫で、たぶん、しおちゃんと同じくらいのサイズ・・。

と、、いうことは・・・。

えんちゃん。
前に見かけた黒い大きな猫。
えんちゃんと模様違いの白黒猫。
キジの子猫2匹。
は、確実にいるわけで。

そしてたぶん、キジ模様のおとな猫もいるわけで・・・。

わんにゃんネットワークのI田さまがメールで「猫の保護は底なし沼です」と書かれていたことを思い出し、「あぁ・・これが底なし沼の入り口なのか・・・」と、子猫を眺めて途方に暮れたわけでした。


今はともかく、餌付けをしているかたとお話しをしなくてはいけませんが、どのように話したらトラブルにならないように出来るのか、悩んでいます。
どういう方かもわからないですしねぇ・・。
ご自宅は・・なんというか・・・あまり人目を気にしない感じになっていて、ベランダはモノがいっぱいあふれている感じなんですよね。
まぁ、猫のためかもしれないですが・・。


大泣きしてから数日間。
夫につっけんどんな態度をとっていましたら
「俺、なにかした?!」というので
「何かしたんじゃなくて、何もしないから怒ってるんだ!」というと、それは納得したようで、餌付けしている方を訪ねるときは、一緒に来てくれるそうです。

避妊や去勢の手術代は持ち出しですが、世田谷区は野良猫の避妊去勢手術に助成制度があるので、それを利用すれば、なんとかなるかなぁ・・。
それでもし、そういう状況になったら、ご近所の方に理解を求めるビラを配布しないといけないよなぁ。
毎日、ご飯をあげないといけないよなぁ。
猫の糞尿で困ってるひとのために、掃除もして回らないといけないよなぁ。
わたし、本当に、どこまで出来るのかなぁ・・・。

正直、怖いですよ。
どれだけ野良猫がいるかわからないし、やってることは自己満足以外の何物でもないし。
それに手術だって、絶対安全なわけじゃない。
もしかして、そんなことをしたせいで、死んでしまう子もいるかもしれない・・。

そう思うと、足がすくみます。

何が正しいのかもわからないです。

でも・・。

カラスや心無い人に襲われたり、車にひかれたりして死んでしまうことが無いように。
保健所に持ち込まれて、命をたたれることが無いように・・。
したいと・・・。


野良猫が、もっとのんびり暮らせる世の中で、在って欲しかった。



みなさんは、どう思いますか?

どうすることが良いと思いますか?

賛成意見も、反対意見も、アドバイスも、喜んで受けて、自分で考えたいと思っています。

よろしくお願い致します。


えんちゃんです^-^
超プリティーです!!
えんちゃん
昨日は、30センチほどの距離でご飯を食べてくれました♪

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6 Comments

says..."管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2012.10.22 20:45 | | # [edit]
mome says..."非公開コメントさま"
ね~。本当に悩ましい問題です;;

その餌付けしているひとが、どんなひとなのか分からないので、本当に困っています。
もしも、「うちで飼ってるつもりだから!」って言われたら、手出しできないですもんね・・。
ともかく、明日かあさって、夫と一緒に話しをしてこようと思っています。
ドキドキだなぁ;;
いいひとだといいんだけど・・。

そうそう、わたし、その気持ちわかりますよ。
動物が好きな人、嫌いな人、いるんですもんね。
お互いが理解できるようにしていかないと、やっぱりダメだと思うんですよ。

うちで猫を飼ってみて、つくづく思うのだけど、猫ってやっぱり、ひとと暮らして幸せな動物なんじゃないかなぁって。
そう思うと、余計に、ひとと猫が共存できるようにしていかないとなぁって思うんですよね。
どっちかだけの想いが激しすぎると、どちらにも不幸な結果になってしまうと思うんです。

だから、自分が猫が好きって思いだけで、これから出来る限りのことをしようと思っていますが、猫のためにも、ひとに理解して欲しいって思ってます。
決して、押し付けるようなことはしないでいたいです。

くじけないで、がんばります~!(夫の説得もしなくては・・これがまた大変・・・)
2012.10.22 23:36 | URL | #- [edit]
アビmama says..."No title"
私も外猫さんに餌をあげる時にとても悩みます
毎日あげられるわけじゃないし、家の近所は餌やりさんがたくさんいてくださるので、私があげて餌やりさんのご飯を食べなかったら心配されるかしら?それとも食べ過ぎてお腹壊さないかしら?などと考えてしまいます

私が知っている餌やりさんは、お金に余裕のある方で野良ちゃんが風邪をひいたりすると、自費で何日でも完治するまで入院させるんですよ
そして元気になったら元の場所に戻すんです。私には、戻すことはできないと思います
それでも、たくさんの子を助けようと思うと、リリースも仕方の無いことなのかもしれません
それに家の近所は外猫さんに少しは理解がある区域だと思います

確かに野良猫の保護はよほどの覚悟がないとできないと思います
私のブログを訪ねてくださる方の中にもたくさんいらっしゃいますが
尊敬しています。自分ではできないことですから・・・

私はチョビ太郎を保護する時に、公園で出会った途端にただ可愛いからと連れ帰ることを決めました。幸い、その時には家には一匹の猫しかいなく、娘と「次に家に迎えるのは野良ちゃん」と決めていました。ましてや、ホルスタイン柄の猫ちゃんがいいな~なんて思っていましたし

留吉を保護した時にはチョビ太郎が家出中で一匹しか家にいなかったので保護できました
家は以前は何故か『2匹以上の猫は飼わない』的な決め事のようなことがあって・・・
この子を保護してしまったらチョビ太郎が帰って来なくなるのでは・・・と迷ったりもしたんですよ

その後留吉にも二回も脱走されてしまって今の状況ですが後悔などは全くありません
家で保護しなかったらくるみ之介も夏子も寛平も外猫さんとして生きていたのだろうと思います

自己満足でもなんでも一匹でも二匹でも自分ができる限りの保護をすることも決して悪いことではないのではないかと私は思うようにしています。猫嫌いだった母が「こうして飼ってみると二匹も五匹もさほど変わらないね」と今では言っています

ごめんなさい。何のお役にも立たないコメントで・・・

ただ・・・momeさんのご性格を考えると、今えんちゃんを保護なさらないと一生後悔されそうな気がします(あっ!旦那様に叱られる~!)

昔は野良猫さんなんて普通にいて、普通に誰かがご飯をあげてましたけどね~
今で言う地域猫さんかな?東京じゃないけど家の子も勝手に家とお外を出入りしていて、他所のお家でもご飯をもらったりしていましたよ
2012.10.23 15:03 | URL | #0ej1hy.w [edit]
mome says...">to アビmamaさま"
悩みどころなんですよねぇ~;;

うちも、夫の大反対があるため、保護するのはたぶん無理・・。
一時保護すら反対されていますからね・・。

でも、避妊か去勢をして、元の場所にリリースするのなら、手術の面倒は仕方が無いよ・・と、思ってくれているようです。
だから、わたしが出来ることは、それくらいかもしれないです。
あとは、去勢や避妊をしている猫なので、暖かく見守って欲しいということを、近隣の方に伝えていくことかなぁ・・。

本当にね。
今もう、一日中、えんちゃんのことを考えて、ため息ばかりですよ><
たぶん、アビmamaさんのおっしゃるように、一生後悔するんだと思います・・。
でも、どうすることも出来なくてねぇ。
ホント、早いところ慣れてもらって、ともかく、去勢か避妊だけでも!

しかし、そのエサやりさんはすごいですね!
わたしも、お金に余裕があれば、そうしてあげたいけど、うちの状況じゃ無理だなぁ・・。
そういうひとが、こういうことに手出しをすること自体、間違っているのかも・・とも思ったりしちゃいます。
世の中、やっぱりお金ナンデスヨ!!って思う~~~。

昔はねぇ。いろんなところに野良猫ちゃんが居ましたよね。
今じゃ、猫にエサをやったやらないで、トラブルになるし、先日は、それも原因で世田谷区で殺傷事件もありましたもんね・・。

今日は、その餌付けをされていると思われる方のご自宅に伺ったのですが・・。
居留守を使われました(涙
話もできなくて、困ってます。
一応、手紙を書いて、置いてきましたけど・・読んでくれるかなぁ・・。
2012.10.23 17:50 | URL | #- [edit]
says..."管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2012.10.23 20:50 | | # [edit]
mome says..."非公開コメントさま"
そうなんですよね;;
里親さんが見つからなかった場合のことを考えたら、自分で飼うしかないんですもんねぇ・・。
うちがもう、これ以上飼うことは出来ない現状では、保護をすることは諦めたほうが良いのだと言うことは、わかります。
だったらせめて、関わってしまった以上は、去勢か避妊をしてあげたいなぁ・・と、思うのですよ・・。
しかし、本当にきりが無いから、底なし沼ですよ・・。
個人で出来ることには限りがありますもんね。

あぁ・・・正直、なんで関わっちゃったんだろう!!とも思ったりします;
えんちゃんが、可愛すぎるのがいけないんだ。うわーん><
2012.10.23 21:13 | URL | #- [edit]

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