風と幻灯

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怒りの正しさ

わたしは、自分の「怒り」に自信が無い。

それが、正しいのか、正しくないのか、その自信が、いつも、無い。

わたしはとても短気だし、しょっちゅう細かいことで怒っているけれども、それをひとに伝えるとき、たとえばブログなんかで。
そういう時は、なるべく、自分を客観的に見ようと努力する。

言動は、なるべく一言一句間違わないように正確に伝えようと思うし、それを読んだり、聞いたりした人が、公正なジャッジをすることを望んでいる。
もちろん、自分に賛同してくれて、わかると言われれば、それは嬉しいことだけれども、それは違うんじゃないかと言われても、それはそのような見方があるものなのだと納得する。
そして、きちんとそれについて考えるようにしたいし、してきたつもりだ。

だから、たとえばわたし以外の誰かが、何かに対してひどく怒っていて、それがとても仲の良い友達であっても、いろいろな状況や考え方を自分の中で想像し、発言するようにしているので、「いつもあなたと同じ意見よ」と賛同するわけではない。
でも、気持ちは、より、仲の良い友達に寄り添いたいので、「こういう考え方もあるかもしれないね」と、なるべくソフトな表現を用いていると思う。
まぁ、怒っているひとは、だいたいの場合、自分に賛同して欲しいので、ぎくしゃくすることもままあるけれど。

と、まぁ、話が横道にそれてしまったけれど、ともかく、自分が怒っている出来事に関して、それが、正当な、と、いうか、一般的な常識と照らし合わせて、大きく違っていないかどうかを、わたしは、とても気にする。

わたしは時々、どうやら少数派に存在しているようなので、それを自覚するためにも、気にする。
必ずしも、自分が正しいわけではないということを自覚する。
もちろん、ケースバイケースだが。(だって、大多数の言うことが常に正しいとも限らないから)


で。

今回、息子のことでも、わたしの頭の中は、どうやら同じような働きがあったらしく、息子から話を聞いたときは、カッと頭に血が上ったが、その後、「これは・・怒っていいこと・・なんだよね?」と自問自答した。

息子のことだから、親ばかノリで怒っているんじゃないよね?
モンスターペアレンツしてるわけじゃないよね?
客観的に見ても、これは、非常におかしなことで、怒って当然のことなんだよね?
と、何度か自分に問いただした。

夫を見れば、それはそれは怒り狂っていて、そして悲しんでいて、夜もなかなか寝付けないようで、「景がかわいそうだ。かわいそうだ」と繰り返す。
しかし、夫は、他人じゃない。
だから、夫が「これは、介護虐待だ」と言ったときも、「そうだ。その通りだ」と思いはしたが、ほんのすこし、「でも、親だから、そう思うのでは?」とも思った。

そして、ブログに記事を書き、頭にきていたので、ついでにmixiにもブログの記事を貼り付けて、どんな感想をいただけるかを待った。

ブログでもそうだったけど、みんなが一緒に怒ってくれて、みんなが息子を心配してくれた。
特に、mixiでは、同じ障がいを持つ親御さんのマイミクが多いため、みんな身近なこととして捉え、「とても、大人な対応なんて、自分には出来ない!」と言ってくれた。
そこで、「あ、わたしは、怒らなさすぎかも」と、思うこともあった。

自分の子を守ることが出来るのは、親しかいないのに、何、冷静を装って、さぼってんだ?
バカかと思った。


昨日は、夕方と夜に、うちに、いつも入ってくれているヘルパーさんが来た。
そのときにも、ヘルパーさんに、今回の話をすると、ふたりとも、とても怒って、そういうヘルパーは排除するべきだと言っていたし、やはり、それは虐待であるとも言っていたし、今回のことで、景がひどく傷ついて、怖い思いをしたことで、その後の景のことも、とても心配してくれた。

そうやって、周囲が、「これは、きちんと怒るべき問題なのだ」と示してくれたおかげで、やっと、自分の気持ちにふんぎりがついた。

それにくわえて、昨夜、ヘルパーさんとわたしと景で話をしていたとき、景がまた、ぽつりぽつりと、ステイ中の様子を話して聞かせてくれたのだけど、いくつか新しい事実も発覚し、その中で、「喉をおさえられた」と言う言葉も聞いて、さすがに背筋がぞっとして、どんな事情があろうが、どんな相手であろうが、徹底的に戦い抜くことを決意した。

夫が帰宅し、新しく知った事実を夫に聞かせ、これからの対応を練った。
夫は、ショックを隠しきれず、本当に怒り、沈んでいた。

眠る前に、なかなか寝付けないでいる夫の顔を見て、わたしが望むビジョンを告げ、「徹底的にやるよ。全面戦争だよ」と言うと、「momeが珍しいね・・」と驚いて言った。

わたしは、バカがつくほどのお人よしでもあるから。
戦争を仕掛けたことによって、傷つく人のことを考えると、そうして、そのひとの人生をも狂わせることを考えると、本当に、正直、してもいいのかと悩んでもいた。
そして、それによって、自分が傷つくことも、恐れていた。

でも、そういうのは、もう、全部捨てる。

息子を守る。

ただ、それだけだ。

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14 Comments

くろ says..."間違っちゃいない"
今回の対応、全然ダメじゃないよ。
むしろ良いと思う。
(怒るなという意味では無いです)

冷静を装って なんて書いてるけど
冷静に物事考えてるじゃない。
反射的に出す答えと、考えて出てきた答えじゃ
重みが違う。

もし反射的な答えを出していたら、多分今頃
それについて考えているかもしれない。
その時冷静にいられたから、今息子君の事に
集中できるんじゃないかな。

俺、何も出来ないけど応援します。
2012.03.16 20:58 | URL | #- [edit]
サ・エ・ラ says...""
momeさん、大丈夫だと思います。正当な怒りですよ!正当すぎる!
だって、命にかかわるし、心にも深くかかわる。
景くんも、ご両親だからこそ、一生懸命訴えてくれたんだし、
それは戦ってあげなきゃいけないと思います。
相手のことを潰すかも知れない、っていう恐れも分かるけど、
大事なのは景くんや、その他にもそのヘルパーさんに接する人の、安全ですよね。

うちの息子が小学生時代に、人のものを盗ったように疑われたことがありました。
担任の先生からね。
それは絶対、誤った認識だったので、夫婦で学校に話に行きました。
だって、泥棒扱いされてそのままでは、息子の人生が変わってしまうもの。
その先生はまだ若い女性教諭で、、
この件が、彼女の教師としての今後に影響を及ぼすとは思ったけど、
あえて言いに行きました。
結局、先生は自分の間違いを認めてくれました。
そのせいかどうか不明だけど、その年度でその先生は辞めてしまいましたが、
悔いはありません。

momeさんの場合もっと重大だもん、
躊躇することはないと思います。
momeさんも旦那様も、じゅうぶんに冷静だしね・・・。

負けないで!
長々とごめんなさい。
2012.03.16 21:28 | URL | #DDJALrL2 [edit]
mome says...">to くろ"
くろだー。
くろから、ブログ初コメもらったー!
うれしいぃー!(笑

うん。
くろの言うことも、すごくよくわかる。
きっと、カーッとなって、うわうわうわーーーとやっちゃったら、それはそれで後悔してることと思うのよね。
もちろん、急を要することだと思うけど、この2日で、それほど遅れをとったとも思っていないから、すこし、冷静でいられて考える時間があったのは、良かったのかもね。

でも、やっぱり、親として、なにがなんでも!って言うか、なりふり構わずって言うか・・そういう親でもありたいなと、思う気持ちもあるのよね。
わたし、もしかして冷たい人間??とか、思っちゃったりさぁ。したわけなのよ。

ありがとう。
くろの気持ちが届いて、とっても嬉しいよ!
何も出来てなくないしー!
2012.03.16 23:02 | URL | #- [edit]
mome says...">to サ・エ・ラさま"
そうそう、そういうことなんだよねぇ・・・。

わたしって、本当にバカっていうか、甘いっていうか、危機管理がなってないっていうか、騙されやすいって言うか!
どんだけ怒ってても、ごめんねって言われちゃえば、「まぁ・・・いいか・・」ってなりやすくて、本当に、本当のぎりぎりにならないと、怒りを持続できないのね。
でもそれは、大抵の部分でよいこともあるのだろうと信じたいけど、きっと、重要なところで、判断ミスを犯すんだよねぇ。

絶対に守らなくてはいけないものがなんなのか、それを常に自覚してないとダメよね。

わたしも今回の出来事では、ふっきった後は、もう、そのヘルパーにはきっちり罪を償ってもらおうと思っています。それで、どんな結果になったとしても、後悔はしません。

がんばるよ!
ありがとーう!
2012.03.16 23:09 | URL | #- [edit]
アビmama says...""
ギャーっ!最悪なヘルパーだったのですね!
被害に遭っているのはきっと景司君だけじゃないでしょうね・・・
これはmome家だけの問題ではないでしょう!
最悪なことが起こる前にきっちり抗議してあげてください

momeさん旦那様景司君頑張って!
陰ながら応援しています
2012.03.17 05:49 | URL | #0ej1hy.w [edit]
tomotan says...""
そうだそうだ!! 正しいぞ!! 親が息子を守るのは当然だし、怒り狂って当然のことをされてる! 本当にかわいそう。
それに、ここで黙ってたら他の子にもするよね。
私と夫だったら、烈火のごとく怒ってるなあ、聞いてるだけでもむらむらする~!!
全面戦争賛成!! 戦い抜いて来て下さい!!
応援してるよ!!
2012.03.17 10:39 | URL | #- [edit]
ローズキャット says...""
新たな事実を聞いて、びっくりしました。
それって、下手すると殺人未遂になりませんか?

怒ることって、すごく大切だと思います。
常識的判断でしっかり対処する怒り方は、
問題ないと思います。
感情的な怒り方は自分の意志がしっかり相手に
伝わらなくて、
かえって誤解を招きます。。。

「これって、黙って受け止めるべきか。
自分が間違っているんだろうか」 と、
冷静に何度も考えての行動なら、
相手から変な行動を起こされたとしても、
自分の主張(正義)は通るはずです。

mome さん一家の心労と悲しみが癒えるよう、
早期に決着がつきますように。
2012.03.17 22:05 | URL | #- [edit]
さとさと says...""
新たな事実、その場面を想像すると恐ろしくなります…
景さんも怖かったでしょうね(-"-)
その方には速やかに辞めて頂きたい!
人間、怒る事も大事だと思いますよ。
私もどっちかというと「ま、いっか」と自分さえ我慢すれば
場が治まるし…と考えがちですが
やっぱり、相手の為 自分の存在価値の為に
間違いを指摘して当然ですよ。
安心した生活が早く出来ますように。
2012.03.18 21:30 | URL | #- [edit]
mome says...">to アビmamaさま"
そうなんですよ。
それがわたしにも、気がかりで気がかりで・・。
息子のように、起こった出来事を伝えることが出来たのは、本当に不幸中の幸いで、中には、いやな思いをしても、ひどい言葉を投げつけられても、乱暴に扱われても、それを訴える手段を持たない子もいるのかと思うと・・。本当にもう、悲しくて、切なくて、やりきれません。

今日、社長と話し合いを行いました。
明日は区の方に出向く予定です。
2012.03.19 01:40 | URL | #- [edit]
mome says...">to tomotanさま"
そう言ってくれると、救われます;
なんか、息子って他人じゃないじゃないですか。
自分みたいなもんじゃないですか。
特に、障がいがあって、べったりな親子ですから、なんていうのかな、自分の分身みたいな感覚がとても強いんですよ。
だから、どうしても客観的になれなくて、「わたし、おおげさすぎる?」って悩んでたんです。
でも、そうなんだよね。
息子を、子どもを守るのが親の務めなんですよね。当たり前のことなんですよね。
わたしはもう、本当にばか者でした。
でも、徹底的にやりますよ!ふっきりましたからね!

あ、話が違うけど、口内炎のお薬、今日、夫が初めて試して「コレはいい!」と大絶賛!
「オレが言うんだから間違いない!」と(笑
本当に、ありがとうね^-^
2012.03.19 01:45 | URL | #- [edit]
mome says...">to ローズキャットさま"
そうですよね。
そう取る人だっていますよね?<殺人未遂
それくらいひどいことをされたのかと思うと、本当に怖い気持ちでいっぱいです。
うちの甥っ子も、被害届けを警察に出して、慰謝料請求をすればいい!といっています。
一応、今は相手の出方を見ている段階なので、その結果を待ちますが、場合によっては民事訴訟を起こす覚悟ではいます。

わたしはもともと感情的なほうなので、すぐにカッとなるんですが、今回はきちんと考えることが出来たので、今のところ、良かったのかな?と思っています。
2012.03.19 01:49 | URL | #- [edit]
mome says...">to さとさとさま"
景はすっかり怯えてしまっていて、帰宅してから、ずっとパパに甘えっぱなしです。
夜もひとりで眠るのが怖いようで、ずっとわたしたちを呼び続けるんです。
本当に、怖い思いをしたのだと思います。

わたしも、そのヘルパーには最終的には、辞めてもらいたいと思っているんです。
向いてないと思いますし。
でも、「首にしたから、これで、終わりね」みたいなのはいやなので、最終的に辞職になったとしても、その前に、事実関係をしっかりしたいし、今後、このようなことが起こらないように、事業所にもしっかり対応してもらってと思ってます。

今回ばかりは、ちゃんと、徹底的に怒らないとね!
2012.03.19 01:53 | URL | #- [edit]
yokoblueplanet says..."遡って読ませてもらいました!"
こんばんは。
大変なことが起こっていたのですね。
怒りに関しては、福島やホットスポットのお母さん達も同じような気持ちをもたれているのではないかと思っています:子どもを守らなければならない,けれど無策の政府や自治体に対してどのように怒りを表現したら良いのか,表現しても良いのかと。
子どもを守れるのは親だけです:正統な理由がある時は、しっかり表明しないと、後で後悔しても間に合いませんから、頑張ってください。
アメリカでも老人介護施設での虐待や身障者介護施設での虐待が時々TVの特集番組になってます:90歳前後の母親の様子がおかしいことに気付いた娘が、施設の部屋に隠しカメラを設置して監視できるようにしたら、大変な虐待が行われていたことが判ったケースもあります。それくらいしないと、身内を守ることもままならない状況があると云うことですね。
ちなみに,私もこの先年老いても老後施設に入ることは極力避けたいと思ってますが、これだけは判らないので,半分は祈りです!
2012.03.21 16:11 | URL | #- [edit]
mome says...">to yokoblueplanetさま"
読んでいただいて、ありがとうございます。

そうなんですよね。
わたしや夫が守らないで、誰が子どもを守ることができるのか。
誰が、なにを、どう見るか。ではなく、自分がそのとき、どう思うかなんですよね。
そしてきちんと怒りを表明しないといけない。

介護施設などでは、先日、日本でも同様のニュースがありました。
本当に、どうして、そのようなことが出来るのか・・・。
わたしの親も高齢ですから、施設に入らなくてはいけなくなった場合、子どもを守るのと同じ気持ちで、守っていかないとですね。
2012.03.23 18:19 | URL | #- [edit]

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