風と幻灯

家族のこと、猫のこと、日々の暮らし。
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赦される

最近、ぷーちゃんが、ものすごく甘えん坊になっています。

ぷーちゃんは、ご存知かと思いますが、猫もひとも好きじゃない。
好きなのは、ママひとり!の子なので、甘えてくるのは、わたしにだけなんですけど。

猫もそれぞれ、甘え方が違うんですが、たとえばポロの場合、「甘えたいときが甘えるとき!」の一念で、甘えたくなったら、どたばたと走ってきて、ぴょーんと、おかーたんによじ登り、髪をくちゃらくちゃらと噛み、頬や顎や唇をペロペロと舐めてきて、最後は抱っこされてご満悦。
全身で「好き!」を現します。
いかにも、「末っ子」な感じです。

ニケの場合は、「感極まりタイプ」
「甘えようかな~」と、かーちゃんに、まずは「んな。」と声でご挨拶。
よしよし、ニケ、良い子だね~^-^と、こっちが可愛がってあげると、とたんにボルテージが上がり、かーちゃんかーちゃん。かーちゃんかーちゃん!と体をこすりつけてくるので、抱いてあげると「なでて。」と頭をくいっと横に倒し催促してきます。
そして、撫でられれば撫でられるほどヒートしていき、鳩か馬のようにブルルルルン!と喉を鳴らして、しまいにはわたしをガブリ。普段はツンのくせに、すごいデレっぷりです。

しかし、ぷーちゃんの場合は、これはもう、うちに来た頃からそうなんですが、いっつも、おっかなびっくりしているため、甘え方も、すごく遠慮がち。

わたしがソファや椅子に座っているときだけ、そっと自分の前足をわたしの膝に乗せて、「ママ・・」と見上げてきます。
「ぷーちゃん~^-^」とナデナデをはじめると、わたしを見上げたまま、首をすこぅしだけ動かして、撫でている手のひらを、チロッチロッと舐めてきます。
それが本当に優しくて、か細いので、くすぐったい。
ポロとかに舐められると、もう「痛い」んですけどね(笑

そして、「わたしが」耐え切れなくなり、「ぷーちゃんっ!!!」とぷーちゃんを抱き上げて、ぎゅっとすると、少し緊張して、体を硬くして、それでも少し嬉しくて、最初は小さく、ゴロゴロと喉を鳴らし、抱きしめる力が強くなるごとに、ゴロゴロも一緒に大きくなっていくのです。

前の日記に、ポロを抱きしめ、「暗闇から救い出してくれ」と祈る。と書きました。
それは、ポロにいつもお願いすることなんですが、ぷーちゃんを抱くときにも、少し、意味のあるときがあります。

ぷーちゃんは、わたしの中に溜まった毒を、いつも吸い取ってくれるような気がするんです。
これは、ポロでもニケでもダメなんです。
ぷーちゃんじゃないとダメ。

イライラしたり、何か悩んでいたり、自分の心が苦しいとき、ぷーちゃんを抱きしめます。
そうすると、なんだか、わたしの中の悪いものが、自然と抜け出ていくような感覚があるんです。

これはたぶん、わたしが、ぷーちゃんを信頼している証だと思います。
ぷーちゃんは、いつでも、どんなときでも、わたしがたとえ何をしても、わたしを赦してくれる。
そう信じているからです。

ぷーちゃん1

夫に、この話をしたとき、夫は、「ぷーちゃんとあなたは、すごく深くコミットしているのかもね」と言っていました。

うん。

やっぱり、これは8年一緒にいた証だと思うの。
信頼の証。




このごろ、ぷーちゃんがたくさん甘えてくるので、たくさん抱っこをしていますが、そのとき、思うことがあります。

ポロや、ニケや、タキを、うちに連れてきてごめんね。と。

最近は、すこし慣れたとはいえ、それでもぷーちゃんにとって、ポロやニケはストレスのもとであることは変わりなく、時々、ポロやニケに襲われている(ポロは遊びたいだけ、ニケは明らかに襲っている)のを見るたびに、胸が痛みます。
いつもは、ポロやニケのことを叱ることは殆どありませんが、このときばかりは、大きな声を出して、注意します。

でも、ポロやニケを連れてきたのは、わたしたち。

3にゃんに囲まれて、とてもとても幸せで、失くすことなど、もう出来ないけれど・・。

ぷーちゃん。ごめんね。
欲しがって、ごめんね。
と、ぷーちゃんに謝ります。

ぷーちゃんだけで、すごく幸せだった。
ぷーちゃんだけで、良かった。

それなのに、子猫を欲しいと思ってしまった。
そうして、連れてきてしまった。

愛情は、平等に与えられ、ぷーちゃんの分がすこし減ってしまったかもしれない。
時間は、平等に与えられ、確実に、ぷーちゃんとの時間が減ってしまった。

ぷーちゃんは、もっと、ママと一緒にいたいかも。
ママの隣で、遠慮がちに、眠りたいかも。
ママに抱っこされるのは、自分だけがいいのかも。

そんな風に、時々、考えてしまいます。

だから、ごめんね。
ぷーちゃん、ごめんね。
欲しがってごめんね。
手はふたつしかないのに、両手をひろげたぶんしか、持つことはできないのに。
欲張って、欲張って、大事なものを落としてしまっているかもしれない。
こぼれているかもしれない。
それなのに、ママたちはまた、タキの生まれ変わりを探しに行こうとしてる。

大丈夫かな?
抱えきれるかな?
落としてしまわないかな?
ぷーちゃん。

わたしは、エゴの塊だ。
ごめんよごめんよ。と、ぷーちゃんに何度も謝るのです。

でも、本当に都合の良い考えだけど、それでも、ぷーちゃんは、赦してくれる。
そんな気がして。
そう思い込んで。

だって、ぷーちゃんはママが大好きで。
ママもぷーちゃんが大好きで。
それは、何も変わらないから。

頭を撫でると、ぷーちゃんは目を細めて。
いいよ。ママ、ゆるしたげる。って。

言ってる。

言ってるんだもん!

勝手だけど。

信じてるんだもん。

そういう繋がりなんだもん!


ぷーちゃん2

だからわたしも。

ぷーちゃんのすべてを愛する。

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4 Comments

yokoblueplanet says..."猫は不思議"
こんばんは。
猫の魂は不思議。人間が勝手に投影しているだけでなく、何か本当に深いものがありますよね。
大きな眼のぷーちゃんは、とっても優しそう。。。
カリフォルニアに戻ってしまったので、在庫画像からトムの写真を後でアップしますね。
2012.03.08 13:19 | URL | #- [edit]
ローズキャット says...""
愛情が平等になってしまった分、
今までとは変わってしまったのだろうけど、
ぷーちゃんを見ていると、
mome さんが書いている通り、
赦しているような気がします。

だけど、時々寂しくなって
すっご~~く甘えん坊さんに
なってしまうんですね。

前の姉妹猫の時は1匹が寝ている時に
もう1匹を目いっぱい可愛がったりして、
どちらにもそれを見せないように工夫してました。
2012.03.08 20:44 | URL | #- [edit]
mome says...">to yokoblueplanetさま"
やっぱり何か、古来から言われているように、魔力のようなものがあるのかもしれないですよねぇ。

トムちゃんは、茶トラ白ということもあって、どことなく、タキに似ていて、そっくりな写真もあったりで、元気にしているのを見ると、とっても嬉しくなるんです^-^
バンダナも似合っていて可愛かったですね~!

ぷーちゃんには、わたしは勝手にだけど、底知れぬ力を感じています。
ほんとうにね、抱いていると、毒が抜けていく感覚があるんですよ~。
あの子の持っている、優しさなのかもしれないですね^-^
2012.03.08 20:51 | URL | #- [edit]
mome says...">to ローズキャットさま"
そうなんですよね。
やっぱり、一対一のかかわりでない以上、どうしても時間も愛情も分けられていると感じています。
それが、ポロやニケにだと、もともとそうなので、あまり思うところは無いんですが、ぷーちゃんは、今までずっとママを独り占めできていたわけだから、寂しさもあるんじゃないかなぁと思うんですよね。
それに、甘えん坊大王のポロがいますから、あの子は空気が読めないので(猫に無茶言いますが 笑)ぷーちゃんとふたりっきりでイチャイチャしてるところに、突進してきますので、ふたりっきりの時間が、なかなか作れないんですよね。

見せない工夫があると、猫ちゃんたちもやきもちを妬かずにいいかもしれないですよね。
わたしも、最初はそうしていたんですが、いつのまにか、なし崩しになってました~;
だから、なるべく、1匹に構ったら、2匹、3匹と順番に構うようにしています(笑

ぷーちゃんに限らず、なんだか動物って、赦しの天才って気がしますよね。
それに応える人間でいたいですよね^-^
2012.03.08 20:57 | URL | #- [edit]

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