風と幻灯

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タキの様子

ご心配おかけしています。



12月1日、23時過ぎ。
病院から電話。
夫と駆けつける。

心室細動が現れたとのこと。
心電図が大きく乱れている。

緊急処置を施したものの、心電図に変化無し。

何度も呼びかけると、タキが、苦しそうに少し動いた。
先生が「最期です」と静かに言った。

それでも、懸命に、名前を呼び続けた。

30分、40分、1時間が経過。

心電図は乱れたまま、体温もどんどん落ちていく。

診察台に暖かいマットを敷いて、先生が、タキを保育器から取り出して置いた。

娘も駆けつけて、3人で見守る。
タキの体温が31度を切った。

ただただ、泣いて、撫でてやることしか出来ず。

また少し、時間が経ったあとに、夫くんに「タキを抱っこしたくない?」と聞いてみると、「抱っこしたいよ」と言った。

わたしは、せめて、大好きなパパの膝で逝かせてあげたかったので、「じゃぁ、抱っこしてあげなよ」と言い、「いいですよね?」と、先生を見る。
先生は、「もちろん」と言う感じで、タキを抱き上げて、夫くんに手渡した。

ごめんな、ごめんな、と何度も夫がタキに謝り、そっと抱きしめる。
わたしと娘も順番にタキを抱いて、キスをした。

そして夫にタキを戻し、みんなでタキを囲んだ。

また少しして、先生が「外しましょうか」と、点滴や、心電図などを外していった。

わたしは、「家に連れてかえってあげたい」と思ったけれど、夫は「でも、なにか急なことがあったら処置が家ではできないし・・」とそれを拒んだ。

また、1時間以上の時間が経過した。

先生が「ずいぶん、もってるな・・」と、不思議そうに呟いた。
「生きたいんですよ」と夫が泣きながら言った。

通常、このように、心室細動が現れると、30分くらいで、最期を迎えるのが、一般的のようだった。
すでに、3時間近い時間が経っていた。

2時間ほど前に、夫が先生に、どこか、救急で、除細動を行ったりすることが出来ないかと、聞いていたのだけど、何か、ふたりで専門的な話をしていて、それには意味が無いと言うような結論になっていたのだけど、ここで、もう一度、わたしが夫に「パドルとか、したいんじゃないの?」と聞いてみると、それを聞いた先生が、動いた。

夜間のどうぶつ救急センターに連絡を取って、「飼い主さんが、チャンスが欲しいと言っているのだけど」と、診察を申し入れてくれた。

そして、すぐに、救急センターに移送することになった。

夫がタキを毛布に包み抱きかかえ、娘と先生と一緒に車で救急センターに。
わたしは、自家用車でその後を追った。

まず、血液検査などが行われ、同時に、気管挿管が行われた。
タキが、吐いたため、麻酔を使っての気管挿管となった。

グルコースが、22まで下がっていたので、緊急にブドウ糖が注入された。
細動は、不整脈と診断された。

尿を採尿してみると、真っ赤な尿が出ていて、それは「たぶん、ヘモグロビンの色だと思う」と医師に告げられ、検査の結果、その通りで、CPK値も高いことから、どこかの筋肉の異常、たとえば、心筋梗塞などが疑われた。

血糖値は、220まで上昇したけれど、タキに改善は認められなかった。

AM3時半。

一度、帰宅することになった。

ここは、夜間のみの救急センターなので、朝に引き取りに来て、もう一度、主治医の所に戻さなくてはいけないので、8時半にお迎えに来ることになった。

もしも、急変があれば、すぐにお電話しますとのことだった。

4時帰宅。
5時頃まで、ふたりで様子を話し合い、その後、
「momeは運転するんだから、少し寝た方がいいよ」と言われ、眠れるかな?と思ったけれど、昨日、今日との睡眠不足で、布団に入ったら、すぐに眠りに落ちた。
夫は一晩中ソファで起きていたようだった。

朝8時。

夫に起こされ、救急病院に行く準備を始めた。
夫が救急病院に、お迎えに行く旨を伝える電話をする。
「え?そうなんですか?」と声が聞こえる。
聞いてみると、呼吸が自発呼吸に戻ったとのこと、一時的に、不整脈も治まり、今は異常な波形と正しい波形を繰り返していると伝えられた。
意識も、一度戻ったようだったが、今は、また昏睡しているとのこと。

救急病院に着き、担当医師から、いろいろと話を聞く。

「僕ら、グルコースが低下しているのを発見したとき、正直嬉しかった。これでブドウ糖を入れたら、状態が改善すると思ったから。でも、グルコースの値が正常に戻っても回復しなくて、これは相当重篤だぞと、気づきました」
「ただ、この子は、すごく頑張ってる。それに、実は猫ちゃんって、すごく不思議なところがあって、僕がまだ医師になりたてのころ、先輩から口をすっぱくして言われたのは、猫は何がおこるか分からないから、絶対諦めるな。ってことでした。実際、ボクも救急に携わって何年かになりますが、よく、こんな状態から・・という状況を何度か見ています。だから、諦めないで下さい。助かる見込みは、10%くらいかもしれない。でも、諦めないで下さい」

絶対に、諦めない。

主治医の所に戻り、タキを保育器の中に戻した。

点滴と、装置がつけられた。
タキの意識は戻っていない。

12月2日午後4時

病院にタキの様子を見に行く。

心電図の波形は、やはり、異常と正常を繰り返している。
酸素飽和度は72%ほど、低い。
鼻からチューブを入れて酸素を送り込んでいるにもかかわらずだ。
血圧は107、これもやや低い。
体温は37度、少し安定か。


12月2日午後9時

病院から電話。ドキッとするものの、経過報告の電話だった。
心電図は変わらず。
酸素飽和度は90%以上まで回復。
血圧も悪くなく、体温も正常。
ただ、意識は変わらず戻らないとのこと。


12月2日午後11時

夫が帰宅したので、先生の携帯に電話して、これから伺いたいと伝える。
バイタルは安定。
意識戻らず。
状態に変化無し。

先生が、お友達の獣医さんに相談して、レメディを試していると言っていた。
「ホメオパシーなんてね・・」と先生が苦笑いするけれども、正直、どうしてまだ生きているのかわからない状態のタキだ。なにが利くかは分からない、なんでも試して欲しい。ありがたく思った。

夫が「でも、いろいろ調べたり、聞いたりすると、やっぱり猫って、わからない動物みたいですね」というと
「そうなんですよね、なんで回復したか分からないってことも、結構あるんですよ」
「なんでしょうね?生命力が強いのかな?なんなんでしょうね?」
先生がぼそりと「化け物?」と言った。
夫とふたりで「たしかにね」と笑った。

化け猫上等!
なんでもいいよ、魔女のアシスタントでも。
タキ、どうか頑張って。

ここ数日、先生もほとんど眠っていないと思われるので、わたしたちが心配して、「先生の判断で、この状態が長引くようなら、24時間体制でやっている病院に転院させても、それは一向にかまわないですから」と伝える。
あと、2,3日は頑張れる。と先生。もしも、きつくなったら、夜間だけ、また、あの救急センターに預かってもらうことも検討しますと。
あそこは、若いけれど、みんな優秀な、東大とかで勉強してきたドクターですよと。

先生、わがまま言って、本当にすみません。でも、諦められない。と、わたしが言った。

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5 Comments

tomotan says...""
たきちゃん!!こんなことになってるなんて!!
私も膀胱炎なんかになって、寝てたので、、
下の記事を読み損ねていたので、こんなに重症と思わなかった。すごくショックで、どきどきしながらブログを読みました。
でもがんばってる。 生きたいんだよね。 
猫はすごく不思議な強い力を持ってると思うの。 だからがんばって欲しい!! なんとか、がんばって!!祈っています!!
2011.12.03 13:53 | URL | #- [edit]
キラキラ☆ヒカリ says...""
はじめまして。
頑張ってるタキちゃんの様子を読んで、なんとか少しでも元気になってほしいと思いコメントしました。
パパもママも大変だと思うのですが頑張ってください。
良くなるように祈ってます。
2011.12.04 00:45 | URL | #- [edit]
norori* says...""
タキちゃん、がんばってるのですね。
意識が戻る事を祈ってます。
あらゆる処置を施し、回復に向かってるならば
きっと、いや、必ずまた元気なタキちゃんに戻る!!!
タキちゃん、がんばれ!!!
momeさんご家族も倒れちゃわないよう
お体ご自愛ください。
本当、この際化け猫だろうとなんだろうと、かまへん。
とにかくがんばってまた元気なタキちゃんを見せてください。
タキちゃん!!!
みんなで祈ってるからね!!
2011.12.04 09:25 | URL | #- [edit]
yokoblueplanet says..."祈りを。"
こんばんは。
忙しくしている間に大きな変化が起きていましたね。
自分の子供と同じですから。。。
祈ってます。
2011.12.05 18:16 | URL | #- [edit]
下僕@にゃんこ先生 says..."祈ってます"
ただただ 祈っています。
タキちゃんの 意識が 戻りますように
2011.12.05 18:46 | URL | #- [edit]

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