風と幻灯

家族のこと、猫のこと、日々の暮らし。
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「プー」の話し その後

プーがいなくなってから、わたしにはある日課が出来ました。

それは、プーのことも載せていただいた、迷子猫の捜索掲示板を見ることでした。

毎日、毎日、プーの情報がないかをチェックしているうちに、そのほかの、たくさんの迷子猫ちゃんたちのことも気になり始め、無事に帰れているといいなとか、近くだ、探してみようかな。とか思うようになりました。

町で見かけるポスターも、必ず、電話番号をメモするようになりました。
どこかで見かけたら、教えてあげることができるかもしれないと。

迷子猫の掲示板のほかに、同じサイトの中には、里親募集の掲示板もありました。

猫が大好きなわたしですから、それらを眺めては、プーに似ている子を探して、夫くんに「見てみて、プーそっくりなんだよ!」なんて知らせたりしていました。

そうやって、プーがいなくなって。
ペットのいない日が2年経ちました。

2年経っても、わたしはリビングに布団を敷いて寝ていたのですが、あるとき、ふと、「また、猫と暮らしたいな」と思いました。
それまでは、新しい子を迎えるなんて、想像もできなかったのですが、急に思い立ったのでした。

夫くんに、それを伝えると、夫くんも、そう思いはじめていたときのようで、「じゃぁ、縁があったら、新しい子を迎えようか」という話になりました。

そして、そんな話をしていた数日後、いつも見ている掲示板の里親募集に、可愛い三毛猫の写真が新しく掲載されていました。
「うわぁ。この子、かわいいなぁ~!!」すっかり一目ぼれをして、その写真に見入っていました。

そして、名前を見ると「ぷー」と書いてあるじゃありませんか。

この子、ぷーちゃんなんだ・・。

そう思った瞬間、なんだかもう、間違いなく運命のような気がして、夫くんが帰ってきたら、この写真を見せよう!この子がもらえるように、頼んでみよう!と心に決めました。


夜になって、夫くんが帰宅して、わたしは早速、その「ぷーちゃん」の話をしようと意気込んでいると、夫くんが「ねぇねぇ!!momeちゃん!」と帰宅後すぐにすごい勢いでわたしに話しかけてきました。

「今日さ、里親の掲示板を見てたら、すっごく可愛い猫がいてさ!」

あ、やられた・・先手打たれた・・;

「momeちゃんに、見て欲しいんだよ、とにかく、見てみて!絶対気に入るから!」

「え・・わたしもさ、実は、気に入った子がいてーだから、そっちも見てくれる?」
「そうなの?うん、まぁいいよ、でもオレの方からみて!」
「うん・・・・わかったよ」

そうして夫くんの部屋に行き、パソコンを立ち上げ、里親掲示板を見ることになりました。
そこは、わたしが見た事の無い掲示板でしたが、「これ、この子!」と夫くんが指した写真は、観たことがありました。

そこには、わたしが一目ぼれをした、三毛猫の「ぷーちゃん」が映し出されていました。

「可愛いだろう?ほら、みて、名前もぷーなんだよ!」

すごいだろう?と得意げに見せる夫くんに、わたしは大笑いをして「わたしが見つけたのも、この子だったんだよ!!」と言いました。

夫くんは驚いて、そして笑って「もう、決まりだなぁ」と言いました。

それがまた、そのぷーちゃんの里親募集をしている団体がいつも行っている譲渡会の場所が、わたしの実家のある駅で行われている事も知り、ますますわたしたちの気持ちは、高まっていったのでした。

次の日曜日に、その譲渡会の会場に出向くと、そこに、ぷーちゃんはいました。
実物も、本当に可愛らしかった。

里親を募集されていた方は、ぷーちゃんが2ヶ月くらいの頃に、ぷーちゃんを拾って育てていた方で、最近お子さんが生まれ、そのお子さんがひどいアレルギーで、猫アレルギーもあったと言うことで、やむなく、ぷーちゃんを里子に出すことに決めたということでした。
ぷーちゃんの里親さんが決まらないと、実家に帰っている奥さんとお子さんが、家に帰ってこれないのだけど、里親さんをなかなか決めることが出来ずにいたようでした。

一人暮らしのひととか、まだ若いひとには譲りたくないとのことで、わたしたちが家族なのと、猫を10年飼っていたことがあるというのが決め手になって、「お任せすることができます」と、いって下さいました。

2003年の2月。
2歳で我が家にやってきました。

それが、今いる、うちの可愛い三毛猫のぷーちゃんです。


プーとの出会いが無かったら、ぷーちゃんは、うちに来ることはありませんでした。

プーとの出会いが無かったら、こんなに動物を愛しく思うことはありませんでした。

賢くて、優しくて、甘えん坊だったプー。
生きていれば、今20歳。
それは無理な話かもしれないけど。
どうか、虹の橋のたもとで、待っているのは、わたしたちのことでありますように。
いつか、その場所で会えますように。
呼んだらまた、かけてきてくれますように。

今でも、これからもずっと、プーのことが大事で、大好きです。

プーから教えてもらったことは、ずっと忘れないようにしていきます。


プー1

プー2

プー3

プー4

とても「ふくよか」に、まったく「アビシニアン」ぽくなく大きくなりました(笑
お布団で、一緒に眠るのが、大好きな子でした。

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10 Comments

norori* says...""
プーちゃん(´;ω;`)
いなくなってしまったんですね。

「虹の橋のたもとで待っているのは、わたしたちでありますように」

これを読んだ途端、もう号泣です。

今、一緒に暮らしてる三毛猫のぷーちゃん、
ご夫婦で同時に気に入った猫さんだったとは!!
きっと、これもプーちゃんが引き合わせてくれた縁なのでしょうね^^

プーちゃん、momeさんちの子になれて幸せだったでしょうね。
本当、とっても可愛くて賢そうです^^
2011.02.17 21:14 | URL | #- [edit]
ローズキャット says...""
全部、読ませてもらいました。
momeさんと旦那さまのプーちゃんに対する深い愛情、
涙が出ました。
プーちゃんの瞳からは、家族への信頼が見えます。
安心して眠る顔は、見ているこちらも安心を覚えます。

お二人の気持ちが通じあって、運命の出会いをしたぷーちゃん。
巡り合う縁を感じました。

大事なことは、動物から教えてもらうことが多いですよね。
人間は頭がガチコチですから。
2011.02.17 23:46 | URL | #- [edit]
tomotan says..."うわ~~ん"
今日のプーの話その後を読むまで、プーちゃんはアビシニアンの三毛猫だったんだーと勘違いしてました。
うわ~~ん、運命ってあるんですよ、絶対に。
Momeさんの家族の所に来るのが運命だったんだね。
すごくいいお話でした。 
2011.02.18 12:05 | URL | #- [edit]
サ・エ・ラ says...""
こんにちは。

もう会えなくなった子への思いというのは、いつまでも消えないですね。
日々、遠くなっていくように見えても、今の自分の元を作ってくれた子ですものね。

色々共感や、感動しながら読ませていただきました。

プーちゃんのお写真から、安心して幸せにくらしていたことが伝わってきます。
きれいな猫ちゃんですよねー!
きっと、猫好きな人に見つけられて、手厚く看護もされて、寿命をまっとうしたと思います。
(その人はきっと保護してすぐに病院に連れていってくれてますよ!)
私も去年大雪の日にマリーが脱走し、4日間帰ってこなかったときは、気が狂いそうに心配しました。
あちこち手配して、夜も探し回って・・・おんなじですね!
ケロッとして元気に帰って来た時、「誰かに保護されてたんだな~」と思いました。
厳寒の時期だったのに、風邪ひとつひかず、ぴんぴんして帰宅したから・・・。
プーちゃんも、きっと、心優しいかたのもとにいたと信じたいです。
いや多分そうだと言い切ってしまおうかしら・・・
・・・虹の橋は、そのかたと仲良く渡ればいかがでしょうか?(笑)

それにしても、猫ってホント、あんなちっちゃいのに影響力バツグンですね!

長々と書いて失礼しました^^

2011.02.18 12:27 | URL | #DDJALrL2 [edit]
mome says...">to norori*さま"
各家庭に、みんなそれぞれの物語があって、それぞれが運命ですよねぇ。
この話を書いたあと、夫くんに、「ブログに、前のプーのことを書いたんだ」という話をして、夫くんとふたりで、あの子はいい子だったね、とか、可愛くてねとか、追っかけてきて困ったねなんて笑いながら話をしました。

夫くんは「プーを飼わなかったら、猫を好きになってなかったよ。プーで好きになったんだもん」と言い、「あの子に会えたから、今の幸せがあるね」と答えました。

当時、まだデジカメの良いものを持っていなかったので(今も持ってないけど、出たての頃よりはマシ 笑)、写真のほとんどは、デジタルじゃなく、少しだけあったデジタルのものを載せました。
やっぱり画質、よくないですねぇ(笑
もっと可愛かったのに!とか思う(笑
2011.02.18 15:39 | URL | #195Lvy4Y [edit]
mome says...">to ローズキャットさま"
ほんとそうですよね!
動物は、ただただ愛して、愛されての存在なので、いろんなことを教えてもらうことができます。
小さく弱いものを愛しく思う気持ちと、優しさは、すべてのひとが持つべきであって、それが知性だとわたしは思うのです。
そして命に対する責任ですね。

わたしたち夫婦は、実は新米の頃、よく喧嘩を繰り返していたのですが、それをとめてくれるのも、プーでした(笑
わたしが泣いていると、かならず寄り添ってきてくれたりねぇ。
ほんとに、可愛かったです。
2011.02.18 15:46 | URL | #195Lvy4Y [edit]
mome says...">to tomotanさま"
どの子も運命ですよね~!
赤い糸は、ひととひとだけじゃなく、ひとと動物だって繋いでいるはず!(笑
プーがうちの子になったのも、ぷーちゃんが、その後に来たことも、一本の線で繋がっていますもんね。

ちょうど先日、雪の中を娘と歩いて、ずっと、プーのことを思い出していたんですよね。
それで、ついつい長くなっちゃいましたが、書かせていただきました。
長のお付き合いありがとうです^-^
2011.02.18 16:09 | URL | #195Lvy4Y [edit]
mome says...">to サ・エ・ラさま"
消えないですねぇ。
それどころか、良い思いでだけが積もっていって、プーに腹をたてたこともあったのに(おとなげない・・笑)そんなの、すっかり忘れてますもんね(笑

サエラさんの言うように、どこかの親切な方が拾ってくれて、大事に大事に育ててくれたのだと思いたい。
手厚く看護されて、天寿をまっとうして・・・。

ええええ。でもーーーーー(笑
そっちのひとと、虹の橋を渡っちゃったら・・
やだぁぁぁ(笑
どうか、二組を待っててくれますように・・。

マリーちゃん、4日間も!
それは、本当に本当に心配だったでしょうね。
無事に帰ってきてくれて、本当によかったですね!

わたしはプーがいなくなったとき、プーの首輪にGPSを埋め込んで置けばよかった!!!って何度も何度も思いました。
もう、今となっては遅いけれど、これから3にゃんずにはそうしようかなぁ・・(笑
2011.02.18 16:16 | URL | #195Lvy4Y [edit]
アビmama says...""
プーちゃんのこと最初から読ませて頂きました。
家にも30年近く前にアビシニアンの子がいました。
暮らしていたのが田舎で、またその当時猫が自由に出入りできるのは当たり前だったようなこともあり、私もアビシニアンのアビちゃんを自由に出していました。
私が「アビちゃ~ん!」と呼ぶとどこからともなく一生懸命走ってきてそれはそれは可愛いくて・・・
プーちゃんの事を読んでいてそうそう!と思うことばかり・・・
アビシニアンて本当に甘えん坊ですよね。
アビのことを書き出したらきりがないくらい書きたいことがありますがこちらでは止めておきます(笑)。

家のチョビ太郎も脱走して4ヵ月程行方不明だったこともあり、momeさんのお気持ちは痛いほどよくわかります。
チョビ太郎は幸い帰って来れましたが…帰って来てもう2年以上経つのに「本当によく帰って来れたわね~!」と何度も言ってしまいます。ごめんなさい・・・。

プーちゃんのこともぷーちゃんのことも本当に御縁ですね・・・。

NHKの福祉ネットワーク観ました。
やっぱり『違うんじゃない』と思う気持ちは拭いきれませんでした。
でも、肉体的に健常な子供しか持ったことのない私には何も言う資格はないのかもしれませんが…。
2011.02.18 18:38 | URL | #0ej1hy.w [edit]
mome says...">to アビmamaさま"
アビmamaさんのコメントを読んで、プーが駆け寄ってきたシーンをまた思い出し、思わず涙です。
生涯、忘れることのない記憶として残り続けるのでしょう。

アビシニアンは、よく、犬好きなひとからも愛される猫だと聞きますよね。フレンドリーで、やんちゃで、甘えん坊で、とても賢い。
わたしは、どこにでもいる、MIX猫をこよなく愛していますが、もしも、そういう純血種を迎え入れることになるとしたら、やっぱりアビシニアンだと思います(笑

チョ・・チョビ太郎くん。4ヶ月もですか!!
本当に、本当に、よく戻ってきましたね><
よかった。よかった。
そんな猫ちゃんもいるのだと思うと、嬉しくなりますね!
ごめんなさいなんて、とんでもないですよ!
多くの、迷子の猫たちが、そうやって飼い主さんの所に戻れることを、心から祈っています。

福祉ネットワーク、実はまだ、わたしは見ていないんです~。
今夜にでも見てみようかと思います。
いろんな環境のひとたちがいて、いろんな思いがあって、当然のことで、アビmamaさんが感じた違和感というか、違うんじゃないかという思いは、大事にされてください。

障がいのある子でも、無い子でも、親から見れば同じで、そして内容は違っても思い悩むことはいっぱいいっぱいあるんですよね。
資格がないなんてこと、絶対ないですよ!
障がいのある子を持つ親、無い子を持つ親、もっと言えば、子どものあるひとも、ないひとも、それは同じです^^
2011.02.18 21:50 | URL | #195Lvy4Y [edit]

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