風と幻灯

家族のこと、猫のこと、日々の暮らし。
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旅立ちました。


2018年1月4日。

その日は、柔らかな光がありました。


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昼過ぎにリビングのソファに座ってまどろんでいたら、ぷーちゃんがわたしの1,5メートル前にお座りをして、じっとこちらを見ていました。

背中に柔らかい光があって、ふくふくとした顔をして、すごく静かに見てました。

わたしはその時、ふと、「かわいいなぁ。こんな風に何でもない写真を撮っておきたいなぁ」と考えて、スマホを取りに行こうと思ったのですが、前夜に充電を忘れていて、バッテリーが空っぽになっていて充電中だったことを思い出し、あ、そうか充電中だった、じゃぁまた次の機会に・・。と思ったのでした。

次の機会が来ないとも知らず。

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少ししてからぷーちゃんは、リビングにあった他猫用のご飯を少し食べて、アルバイトから帰ってきた娘に、ちゅ~るをもらって食べました。

年を取って、ずいぶん動きはゆったりになりましたが、それでもいつもと変わらずで、ひなたぼっこをしてから自分の部屋に戻って、いつものように、娘のベッドの電気毛布が敷いてある一番暖かい場所に行って、すやすやと眠ったのでした。


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それから、ほんの3時間後。


息子のヘルパーさんが息子の入浴の介助にやってきたので娘が部屋に戻ってから30秒?1分?
「ママ!ぷーちゃんが!!!」と娘が部屋から飛び出してきて、その声色に慌てて娘の部屋に駆け込むと、ぷーちゃんがいつもの場所に体を横たえて、とてもとても小さく息をしていました。

眠っているようなのに、眠っていないことが明らかなその様子に驚いて、慌てておなかに耳を当てると、ドクン!!と強く、高く、心臓の音がしました。

でも、音の聞こえる間隔がとても長かった。


その日来てくれていたヘルパーのSさんは10匹の猫を飼っていて、猫のこともよくご存じの方で、「すぐにしたくしてください!」と何をしてよいかわからず、半ばパニックになっていたわたしたちに指示をして下さって、ぷーちゃんを毛布でくるんで、運びやすい籠に入れてくれました。

急いでかかりつけの動物病院に電話をして、「虫の息なんですが、連れて行っても良いでしょうか」と言って、もう閉院時間だったんですが受け入れてくださると言うことで、息子をヘルパーさんにお任せして、娘がぷーちゃんの入った籠を抱え二人で車に乗り込みました。

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ぷーちゃん、ぷーちゃん、と二人で声をかけながら、娘が頭をそっとずっと撫でていました。

車が5分ほど走ったとき、ふっと、死のにおいがしました。


あ・・・・・、逝ってしまった・・・。

そう思いながらも、でも、まだわからない!と思いなおし、どうか、どうか神様と。


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病院につき、先生がぷーちゃんを見て、すぐに聴診器を当てて、目を見て、残念そうにわたしたちを見ました。


心臓はもう動いていなくて、呼吸も止まっていて、すっかり、ぷーちゃんは逝ってしまったあとでした。
やはり、あの時に、旅立ってしまっていました。

先生は、蘇生を試みる準備などはしてあるけれども・・・、と、そっと告げることで、わたしたちに、もう戻ってこないと思うと言うようなことを悟らせてくださいました。
わたしも、もうそれを充分に理解をしていて、何度も頷いて、大丈夫だと言ったり、ありがとうございますと言ったり、夕方までご飯を食べていたのだと言ったり、腎臓が良くないから点滴を勧められたりしていたのになどと言って、先生はうんうんとそれを聞いて、全然痩せていないし、苦しそうなお顔もしていないし、幸せだったと思うというようなことを言ってくださって、わたしたちを慰めてくださいました。

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死んでしまった後の処置をして下さって、わたしたちの所に帰ってきたぷーちゃんは、まだ本当に眠っているとしか思えなくて、それにまだ温かくて柔らかかった。


先生がカルテを見て、16才ですか。と言って、あ!と思い出して「実は1年間違えているんです。最初にわたしが記入ミスをしたのか、間違ってるなと思ってて、次の診察で言おうと毎回思って毎回忘れてたんです。だからもう、17歳8か月なんです」と泣き笑いで伝えると、先生は少し驚いて、17歳!それはもう本当にがんばりましたというようなことを言って、ちっとも17歳に見えないと言って、また、痩せていないし毛艶も良いしと言う感じのことを言いました。
お礼を言って病院を後にして車に戻りました。

わたしたちはずっと泣いたり笑ったりして、駐車場に止めた車の中で夫の合流を待ちました。
娘がぷーちゃんの籠をずっと抱いたまま、やっぱり泣いたり笑ったりしながら、ふたりでしばらくぷーちゃんの話をしました。
たぶん、同じような話を何度も繰り返していたように思います。

夫が合流して、夫もぷーちゃんを撫でて涙ぐみました。

みんなで可愛い可愛いと言って、眠っているようにしか見えないと何度も言い合って、「パパ聞いて!ぷーちゃん、ちっとも痩せてないって言われたんだよ!」と娘が笑いながら言って、わたしたちは、ぷーちゃんが痩せてしまったとずっと思っていたんですけど、それは過去との相対的なものだったようで、ぷーちゃん本猫はちゃんとふっくらとしている子だったみたいで、それが嬉しくておかしくてみんなでまた笑って、ボロボロ泣きました。

17歳8か月。

約2歳の時にうちに来てくれたので、15年と少し一緒にいてくれました。



ぷーちゃん。


ありがとう。

あなたがいないと、とても寂しい。

小さく甘えるところ、猫の女王みたいに凛と美しかったこと。
とても愛おしく思っていました。






いつでも、かえっておいでね。


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大好きなぷーちゃん。
わたしのかけがえのない親友、女友達。

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今年最後のご挨拶

2017年12月31日です。

東京の空は曇天。

いろんなことがあった年でしたし、正直、結構しんどいことが多かったです。

でも、だからこそ、来年はもう少し良い年になることを願って、信じて。

皆様にとっても。

のんびりだらだらやっているブログですが、見てくださってありがとう。

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すごく、「しおちゃんっぽい」表情の写真。

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お兄ちゃんの車いすはクッションが良いので猫たちのたまり場に。

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ポロのこの顔、「お母さん好き。。」って言ってません?(笑)

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お姉ちゃんの部屋に住んでるぷーちゃんの貴重なショット、写真も好きじゃないようであんまり撮れない。。

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甘えん坊ボスのニケはいっつもお母さんを見つめています^^


素敵な写真があるわけでも、良い情報があるわけでも、面白い話がよめるわけでもないこのブログですが(笑)
ただ、好き。という気持ちが伝わったら嬉しいなぁと思っています。
動物は可愛いよね、じぶんちの子は特にだよね、本当にもう好きでしょうがないよね。ってそういう共感はきっと心がほんわかすると思うので、それだけでいいかなと。
思っていたりします。

今年もありがとうございました。
良いお年をお迎えください。

たくらみ



悪い顔してやがる。




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可愛いくせにな。



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